1.テクノロジ編
a. CPUの計算問題
まず、クロック周波数とは何かについて理解しておく必要があります。
クロック周波数とは、そのCPUが1秒間に最大何クロック処理できるかを表してます。
クロック周波数が2.2GHzということは、1秒間に最大、2.2 ギガクロック、つまり22億クロックを処理できますよということです。
実際は、1秒間にどれだけの命令を実行できるかが知りたいので、1つの命令にかかる平均クロック数が2の場合、
22億 ÷ 2 = 11億 となり、1秒間に実行できる命令数は11億個となります。
MIPSも、処理速度の単位で、これはクロックという概念無しで、処理速度を考えたい場合に有用です。すなわち、命令には、あまりクロックを要さない簡単な命令と、クロック数を多く必要とする複雑な命令があり、平均命令実行時間を求めたいときには、このMIPSの方が便利です。
MIPS =1秒/(平均命令実行時間)× 10の-6乗
※MIPSのMは、英語でのmillion(10の6乗)にあたります。
b. 実行アクセス時間
ヒット率を X とすると、
実行アクセス時間 = X × キャッシュメモリへのアクセス時間
+ (1-X)×メインメモリへのアクセス時間
c. サンプリング PCM
【過去問】基本情報技術者試験(午前問4)平成28年春期 - YouTube
2.マネジメント編 未掲載
3.ストラテジー編
a. 線形計画法
簡単に連立方程式を解けばすぐに答えが出る問題しかでない(それ以上難しいなら捨てます)
よく出る問題としては、『製品Xをつくるのに、原料Aは2個、原料Bは1個必要であり、製品Yをつくるのに、原料Aは1個、原料Bは2個必要です。
1日に、原料Aは90個、原料Bは60個まで仕入れ可能です。
製品X、製品Yはそれぞれ、100円、150円の利益が出ます。
最大利益は何円か』
最大つくれる製品X,製品Yの個数をそれぞれ x 、yとすると、←ここがポイント
[後述してますが、求めたいのは、100x + 150yなので、x、yを使った方程式を作ります]
[できるだけ不等式にしないで等式にすることがポイントです]
2x + Ý =90
x + 2y =60
連立方程式を解き、xとyの値をもちいて、その際の利益を計算します。
すなわち、 100x + 150yを計算します。
連立方程式で、xやyがもし小数点のある数字になった場合は、
小数点以下は切り捨てた整数を用いていい場合が多いですが、工夫するともう少し作れる場合もありややこしいですので、ただでさえ、後回しにして解く問題なので、上記のように捨てましょう。
b. 重みづけ総合評価法 ・・・マネジメント編のファンクションポイント法とほぼ同じ
c. 損益分岐点
利益=売上 ー 変動費 - 固定費
変動比率は一定として、製品を何個以上つくれば利益が見込めるかという問題がほとんどです。
『ケーキ1個あたり300円、変動費は1個あたり100円、固定費は10万円とする。このとき、利益が出るには、何個以上売ればよいか。』
300x - 100x - 100000 ≧ 0
を解けばよい。
x ≧ 500
正解は500個以上売ればよいことになります。
d. 売上高営業利益率
営業利益 = 売上高 - 売上原価 - 販売費及び一般管理費
売上高営業利益率(%) = 営業利益 ÷ 売上高 × 100
e. 『登記の建物の減価償却費を計算すると、なんぼになるか?ここで、建物の取得価格は10000千円、前期までの減価償却累計額は、3000千円であり、償却方法は定額法、会計期間は1年間、耐用年数は20年とし、残存価額は0円とする。』
→
(10000千円 - 0) ÷ 20 = 500千円
前期までの減価償却累計は3000千円とのことで、今回は7回目になる